院長 川村悠太 獣医師の診療予約とフードのご予約が可能です。
わんちゃんは生後6ヶ月~8ヶ月(個体によって時期が異なります)くらいで仔犬を生むことができるようになります。
繁殖をさせたい場合には手術の必要はありませんが、繁殖を考えていないのであれば、手術することによって、
将来起こりうる病気を予防することができます。
※麻酔を使用するためご予約が必要です。
※費用はお電話でお尋ねください。
男の子の場合・・・精巣を摘出
女の子の場合・・・卵巣と子宮を摘出
手術ができるのは、生後6ヶ月以降。全身麻酔をかける必要があります。
これらの臓器を摘出することによって性ホルモンが出なくなります。
卵巣の働き
雌性のホルモンを分泌し、卵子になる細胞がいるところです。卵巣から出されるホルモンによって、発情を起こし、妊娠を維持するなど
雌らしい行動を支配するホルモンを出している場所です。
精巣の働き
雄性ホルモンを分泌し、精子を製造する器官です。このホルモンは雄犬がより雄らしくなることを支配します。
これらの臓器の摘出手術によって、性ホルモンが出されなくなり、シーズンがくると落ち着かない、生理(発情出血)もなくなる等、
男の子も女の子も精神的に安定し性格が少し穏やかになると言われています。
・発情出血がなくなるため、ケアしやすい。
・わんちゃん同士のケンカや徘徊癖をなくす。
・老年期に起こりうる疾患の予防。
男の子
肛門周囲腺腫・会陰ヘルニア・前立腺疾患など
女の子
子宮蓄膿症・卵巣疾患・乳腺腫瘍など
例えば・・・『乳腺腫瘍』
発症率は4頭に1頭で、そのうちの50%は悪性と言われています。
避妊手術は唯一の予防手段。
• 初回発情前に手術を行った場合→発症率0.5%
• 初回発情後→8%
• 2回以上発情→26%
早期に卵巣を摘出する事で、発症率を低下させることができると言われています。
・手術後に、繁殖させたいと思っても不可能。肥満になりがち。
・適度な運動とバランスの良い食事が必要。
・全身麻酔をかけるので、わんちゃんにとって多少の負担がかかる。
※病気になってしまったり、老齢になってからでは、体力が低下し手術に対する負担も多くなってしまいます。
その為、出来れば若くて体力のあるうちに手術することをおすすめします。
犬の場合
男の子
オスのわんちゃんが発情するのはだいたい生後6カ月からです。老犬になるとなりやすい前立腺肥大症、会陰ヘルニアの発生を
減らすことができます。あまり早いと尿道の発育に影響を及ぼすことがありますので、獣医師と相談して手術の時期を決めましょう。
女の子
メスのわんちゃんの場合は初回の発情は個体差がありますが、6~8カ月でくるので、その1カ月前くらい前が適期です。
初回の発情が来る前に避妊手術をすると、子宮蓄膿症や乳腺腫瘍の発生率をかなり高い確率で予防することができます。
しかし発情の時期は個体差があるので、獣医師と相談して決めましょう。
猫の場合
男の子
オスの猫ちゃんの去勢手術は性行動の抑制や誤交配の予防だけでなく、精巣の腫瘍のような将来の大きな病気の予防としての
意味もあります。体格や精巣が十分に発育する6~8カ月齢ごろから手術可能となります。
女の子
猫ちゃんの交尾は雄猫が雌猫の首をかむ刺激によって排卵する交尾排卵動物です。シーズン中は何度もおす猫と交尾をするので、
妊娠する確率がかなり高い動物です。避妊手術の時期は、個体によって発育状態が違いますので獣医師と相談して決めましょう。
男の子(睾丸がきちんとおりている場合)
(1) 午前中にご来院していただき、わんちゃん・ねこちゃんをお預かり。
(2) 血液等の検査をして、問題なければ手術。
(3) 夕方お迎えにきていただく。
※男の子の陰睾丸の場合は、下の女の子と同じ流れになります。
女の子(男の子の陰睾丸の場合も同じです)
(1) 午前中にご来院していただき、わんちゃん・ねこちゃんをお預かり。
(2) 血液等の検査をして、問題なければ手術。
(3) 1泊入院していただき、翌日お迎えにきていただく。
(4) 10〜14日後、抜糸。
※ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
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